タンポンで痛い…使い続けて大丈夫?痛みの原因・安全な使い方について
ナプキンにはない魅力があるタンポン。一方で、挿入・取り出し時に痛みを感じ、苦手意識を抱いている人も少なくありません。
痛みを感じる原因と、ストレスフリーで使うためのコツを解説します。生理期間をより快適に乗り切るため、学んでみてください。
タンポンが挿入時・取り出すときに痛いのは異常?まず確認したいこと

タンポンは膣内に挿入して使うタイプの生理用品です。痛いと感じたときに、「もしかして何か身体に異常があるのでは…」と不安になる人も多いでしょう。
結論からお伝えすると、使い方に問題があるケースがほとんどである一方、膣内の異常が原因で痛みを感じるケースもあります。まずは自分の身体に注目し、原因を予測してみてください。
痛みの種類
タンポン挿入時に痛いと感じる場合の主な原因は、粘膜とタンポン素材の摩擦によって生じる刺激です。
感じ方には個人差がありますが、擦れる感じやヒリヒリした痛みがあれば、使い方の工夫で改善できる可能性が高いでしょう。
一方で、チクチク・ズキズキといった鈍い痛みが長く続いたり、強い痛みを感じたりする場合は注意が必要です。
何らかの原因で膣内に炎症が起きている可能性があります。タンポンの利用を中止し、婦人科で相談するのがおすすめです。
体調の変化
タンポン使用時の出血量や体調によっても、痛みが強まることがあります。くわしくは後述しますが、こちらの痛みもあくまでも一時的なもの。
特別な病気というわけではないケースがほとんどなので、安心してください。
すぐに使用を中止すべき危険サイン
タンポン使用中、痛みとともに以下のようなサインがあれば、すぐに使用を中止してください。
- 発熱
- 異臭
- 強いかゆみ
- おりものの変化
場合によっては早急な治療が必要になるケースもあります。自身の健康を守るためにも、痛み以外の症状にも目を向けてみてください。
挿入時に痛い主な原因と対策

タンポンで「痛い…」と感じる女性の多くは、挿入時のトラブルを抱えています。原因と対処法を解説するので、痛みを感じにくい挿入方法をマスターしてみてください。
挿入角度や位置が合っていない
タンポン挿入時に痛みを感じる原因として多いのは、角度や位置の問題です。膣内は複雑な形状をしており、角度を間違えるとうまく入っていかない可能性も。
カーブやひだに阻まれている状態で無理に奥へと入れ込もうとすれば、痛みを感じてしまうでしょう。途中で引っかかっているように感じたら、姿勢や挿入の角度を変え調整してみてください。
またタンポンの挿入位置がズレている場合も、痛みを感じる原因になります。タンポンの正しい挿入位置は膣内の奥、無感覚ゾーンと呼ばれる場所です。
痛みや違和感を覚える場合、経血が漏れる恐れもあるため注意しましょう。
ごくまれに、タンポンの前後の向きを間違えて挿入してしまうケースもあり、この場合正しく挿入するのは難しいでしょう。
フィンガータイプもアプリケータータイプも、紐が伸びていないほうを奥へと押し込むよう、向きを確認してみてください。
サイズ・吸収量が合っていない
タンポンには、吸収量に合わせてさまざまなサイズが用意されています。経血量が少ない時期に多い日用を使うと、膣内の粘膜と擦れて痛みを感じる恐れがあります。
まだタンポンに慣れていない人は、小さめサイズからスタートし徐々に慣れていくのがおすすめです。
普段から経血量が少ない人や膣内が乾燥しやすい体質の人は、サイズが合っていても痛みを感じやすいでしょう。
特に健康的な問題がないのであれば、自分の体質に合った活用方法を模索してみてください。
力みや緊張で入り口がこわばる
タンポン挿入時に力んでいたり、緊張していたりすると、膣内は収縮します。うまく挿入できずに痛みを感じるケースがあります。
まずはリラックスして、呼吸を整えましょう。ふーっと息を吐きながら、タンポンを挿入してみてください。自然と力が抜け、スムーズに入りやすくなります。
アプリケーターの使い方や挿入の深さが不十分
吸収体に挿入をサポートするためのプラスチックパーツがセットになっているのが、アプリケータータイプです。初心者に人気ですが、使い方を間違えるとタンポンを正しい位置にセットできません。
アプリケーター外筒のギザギザ部分を親指と薬指で挟んだら、指が膣口に当たるところまで挿入しましょう。続いて内筒を押してください。吸収体が膣内の正しい位置にセットできたら、アプリケーターだけを引き抜き作業は完了です。
プラスチックパーツはあくまでも挿入をサポートするためのもので、体内に入れっぱなしにすることはありません。必ず引き抜いてください。
取り出すときに痛い主な原因と対策
タンポンを取り出すときに痛みを感じるケースもあるでしょう。この場合の原因と対策は、以下のとおりです。
経血が少なく乾いた状態で抜いている
経血が少ない日にサイズの大きなタンポンを使うと、膣内の水分を吸収しすぎて膣内が乾燥します。
乾いた状態で引き抜こうとすると、膣内の粘膜に吸収体の素材が擦れ、痛みを感じやすくなります。経血量が少ない場合は小さめサイズのタンポンや、そのほかの生理用品を使用するのがおすすめです。
抜くときの手順が間違っている
使用済みタンポンは、正しい角度でゆっくりと引き抜くのがコツです。膣内の粘膜に余計な負担をかけないよう、慎重に作業してみてください。
膣口から子宮までは、斜め後ろに傾いています。タンポンの紐をつまんだら、真下に引き抜くのではなく斜め前を意識して引いてみましょう。
挿入時と同じく、リラックスした状態でゆっくりと息を吐き出しながら作業するのがおすすめです。
長時間使用で膨張して引っかかる
経血量が多い日にタンポンを長時間使用すると、膨張した吸収体が膣内に引っかかったように感じることがあります。
引き抜けないほど膨張することはありませんが、違和感や痛みを覚えやすくなるでしょう。
タンポンの使用時間の目安は1回あたり4~8時間です。トキシックショック症候群を予防するためにも、連続使用時間が8時間以上にならないよう注意してください。吸収体の膨張が気になる場合、少し早めに取り出すのがおすすめです。
痛くない挿入方法の手順(初心者向け)
タンポンでストレスを感じないためには、痛みを感じないスムーズな挿入がマストです。アプリケータータイプを使った、初心者向けの挿入手順をわかりやすくお伝えします。
挿入前の準備
まずは挿入前の準備を整えましょう。体内にばい菌を入れないため、しっかりと手洗いをしてください。経血量を確認し、使用するタンポンのサイズを決めます。
タンポン挿入時には、便座から腰を浮かせ、膝を軽く曲げながらやや前傾姿勢になるのがおすすめです。ゆったりとした呼吸を心がけ、リラックスしましょう。
正しい挿入角度と目安の深さ
膣口から子宮までは、斜め後ろに向かっています。アプリケーターを挿入する際も、膣口から真上ではなく斜め後ろを意識してください。背中側を沿わせるようなイメージで作業すると、スムーズに進みやすくなります。
アプリケータータイプは、タンポン挿入時の深さを把握しやすいのが魅力です。プラスチックパーツのギザギザ部分を指で挟んだら、その指が膣口に触れる程度まで挿入しましょう。
パーツの位置をキープしながら内筒を押し込むだけで、吸収体を適切な位置にセットできます。
入ったあとの確認
プラスチックパーツを膣内から取り出したら、最終チェックをしましょう。
- 違和感の有無
- 紐の長さ
- 経血漏れの有無
違和感があったり経血が漏れていたりする場合、正しい位置に挿入できていません。いったん引き抜いて、新しいものをセットするのがおすすめです。
挿入途中に痛みを感じても、膣口部分を通り過ぎれば平気というケースも少なくありません。
その後の違和感がなければ正しい位置にセットできているため、やり直す必要はないでしょう。作業を続けるのが困難なほど鋭い痛みがある場合や、痛みが継続する場合は中止してください。
タンポンのサイズを変えても駄目な場合は、婦人科で相談するのがおすすめです。
安全で痛くなりにくい抜き方の手順
続いては、タンポンを抜くときの手順を解説します。痛みを感じた場合の対処法も、ぜひ参考にしてみてください。
リラックスして骨盤底をゆるめる
タンポン挿入時と同じく、まずはリラックスして準備を整えましょう。深呼吸をすると、自然と力が抜け骨盤底がゆるみます。
紐をゆっくり一定方向に引く
タンポンから伸びる紐をつかんだら、ゆっくりと引き抜きましょう。真下ではなく、斜め前を意識して作業するのがおすすめです。
乾いていて痛いときの対処
引き抜こうとして痛みを感じた場合でも、慌てず落ち着いて対処しましょう。
痛みを感じた瞬間に身体が縮こまり、膣内が収縮してしまう可能性も。そのまま無理に引き抜こうとすると、痛みは強くなります。
少し時間を置き、リラックスしてからあらためて作業してみてください。刺激が強い部分を避けるため、姿勢を変えてみるのもおすすめです。
無理に引こうとするのではなく、少しずつ様子を探りながらやさしく取り出すのがおすすめです。
タンポンが抜けたあとは、痛みやかゆみ、不自然な出血がないかどうか確認しましょう。
【痛みが気になる人向け】自分に合うタンポンの選び方

タンポン使用中の痛みが気になる場合、自分に合う製品を選ぶことが大切です。快適に過ごせる生理用品を見つけるための、3つのポイントを紹介します。
吸収量の目安とサイズ
タンポンには、吸収量に合わせてさまざまなサイズがあります。以下を参考に、適切なサイズを選んでみてください。
- 軽い日用 (吸収量目安:6g以下)
- 普通の日用 (吸収量目安:5〜9g)
- 多い日用 (吸収量目安:8〜12g)
- 特に多い日用 (吸収量目安:11〜15g)
慣れるまでは、少し小さめサイズを選ぶのもおすすめです。常に複数サイズを用意しておけば、経血量に合わせて選択できます。
タンポンの形状・素材
タンポンには、さまざまな形状・素材のものが存在しています。痛みが気になる場合は、別タイプにも注目してみてください。
- アプリケータータイプ
- フィンガータイプ
- 細めタイプ
タンポンの擦れは、細めタイプで改善できる可能性もあるでしょう。
また意外と重要なのが、タンポンの素材や表面加工についてです。摩擦感が変わることがあるので、低刺激性にこだわった製品を選ぶのもおすすめです。
そのほかの選択肢
タンポンが合わない場合、無理に使用する必要はありません。ナプキンや月経カップなど、そのほかの選択肢にも注目してみてください。
タンポンの手軽さに惹かれる場合、有力な選択肢となるのが月経カップです。慣れるまでは挿入がやや難しいものの、挿入・取り出し時の違和感を軽減できる可能性があります。
痛みが続く・強いときに考えられる病気や受診の目安
タンポン使用中に鋭い痛みを感じたり、違和感が継続したりするのは異常のサインかもしれません。気になる原因や受診の目安についても、あらかじめ頭に入れておきましょう。
痛みが気になる場合の病気リスク
タンポン使用中の違和感が継続する場合、以下のようなトラブルの恐れがあります。
- 腟炎
- 外陰炎
- 膣内の傷
- 子宮内膜症
かゆみやおりものの異常を伴う場合、膣内で炎症が起きている可能性も。性交痛がある場合、関連するトラブルが発生している恐れもあります。
また日本人女性にも多く見られる子宮内膜症とタンポンの関連性は、まだよくわかっていません。
子宮内膜症は自覚がないまま進行するケースも多いので、気になる点があれば婦人科で相談してみましょう。
気になることがあれば婦人科で相談を
痛みや違和感だけではなく、タンポン使用中に不安があれば、婦人科を受診するのがおすすめです。なんでも気軽に相談できる婦人科のかかりつけ医がいれば、今後も安心して過ごせるでしょう。
タンポン使用中の悩みを相談する場合は、以下の情報をまとめておきましょう。
- 使用時間
- タンポンの種類
- 具体的な症状
スムーズに受診できます。
発熱や強い倦怠感を伴う場合の注意
タンポン使用中に注意したいのが、トキシックショック症候群(TSS)です。長時間使用により膣内で雑菌が繁殖すると、発熱や強い倦怠感、嘔吐や下痢といった症状が出る可能性も。
場合によってはショック状態に陥り、死に至るケースもあります。
8時間以上の連続使用は避け、違和感がある場合は早めに医療機関を受診しましょう。
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痛い原因と安全な使い方をマスターして生理中のストレス軽減へ

膣内で経血を吸収するタンポンは、生理中のさまざまなストレスを緩和してくれる便利アイテムです。「痛い…」と感じる原因を取り除き、正しい使い方をマスターしましょう。
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