夏場も「温活」は必要?効果的な方法と季節特有の健康ポイントとは?

「温活」と言えば、「冬」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。寒さを軽減するため、さまざまな対策を行う人も多いでしょう。一方、冷え対策が疎かになりがちな「夏」も、油断は禁物です。夏を健康に乗り切るために、なぜ温活が必要なのか、具体的な実践ポイントとともに解説します。
温活とは?季節ごとの基礎知識

近年、女性たちの間でブームとなっている温活。単なる寒さ対策ではなく、冬以外も効果的な取り組みを行うことが重要です。温活効果を高めるためにも、まず正しい知識を身につけましょう。基本原則からくわしく見ていきましょう。
温活の基本原則を知ろう
温活とは、身体を温める活動のこと。基礎体温を上昇させ、より健康的な生活を送るための取り組みで、身体が冷えやすい女性たちに特に人気です。気温が低い冬は、身体の熱を逃がさないよう工夫する人も多いでしょう。しかしながら、身体を冷やす要因は気温だけではありません。自身の冷えの原因を正しく把握し、適切な対策を採ることこそが真の温活です。
春夏秋冬、それぞれの温活の目的
温活は、一年を通じて行いたいもの。しかしながらその目的は、季節によって大きく異なります。気温が低くなる冬の温活は、基礎体温を維持して寒さに負けない体を作るために行うもの。一方で夏の温活は、冷房による冷えを予防し夏バテしないよう対策するのが主な目的です。1日の中で気温の変動が激しい春や秋には、温活を行うことで、体調や自律神経の乱れを予防できる可能性があります。季節ごとの温活の目的を理解して、より効果的な取り組みを実践しましょう。
季節に応じた温活アイテム
季節ごとに目的が違えば、当然必要なアイテムも違ってきます。冬の温活には、外からやってくる冷えから身体を守るようなアイテムが効果的です。腹巻きや靴下、ブランケットに帽子やマフラーなど…さまざまな防寒グッズを使用する人も多いでしょう。一方で、夏の温活にはまた別の視点が必要です。身体の内側から温め、冷えにくくするためのアイテムもうまく取り入れてみてください。
冷えを感じやすいポイントのみを温められるアイテムや、身体を芯から温めてくれる入浴剤などを取り入れるのもおすすめです。
夏の気温変動に対応するための温活ポイント
夏の温活のポイントになるのは、「融通が利くこと」と「身体の内側に作用すること」です。冬と同じような感覚で、「とにかく冷えなければいい」と温活すれば、熱中症でかえって負担が大きくなってしまう恐れもあります。自身の状況を見極めながら、臨機応変に行っていきましょう。
暑い夏における温活の重要性

気温が上がる夏は、温活もつい疎かになりがちです。しかしながら温活とは、夏を健康に乗り切るためにも欠かせないもの。その重要性を分かりやすくお伝えします。
夏に体温調節が必要な理由
外気温が35℃以上になる日も多い夏の時期。熱中症予防のため、室内の多くの場所では冷房が使われています。暑い外と涼しい室内を移動するたび、私たちの身体は急激な温度変化にさらされています。身体が対応しきれず、自律神経の乱れや夏バテの原因になる恐れがあるでしょう。また暑い時期だからこそ、冷たい飲み物や食べ物の摂取量が増えがちに。気付かないうちに身体の内側から冷えてしまうケースも多く、体温調節に気を配る必要があります。
夏特有の体の冷えによる影響
夏の冷えが、私たちの身体にもたらす具体的な不調の例は以下のとおりです。
- 手足の冷え
- 倦怠感
- 疲労感
- 食欲不振
- 頭痛
- 腰痛
- 肩や背中のコリ
- 生理周期の乱れ
- 下痢
- 便秘
- めまい など
夏特有の不調を実感しつつも、原因がわからず戸惑った経験がある人も多いのではないでしょうか。もしかしたら、身体の冷えがトラブルの元になっているのかもしれません。
夏の冷え予防に重要なのが冷房対策
夏の冷え対策のキーワードの一つが、「冷房」です。「温活のために使わない」のではなく、「身体を冷やし過ぎないよう工夫しながら、上手に取り入れる」のがベストです。
冷房が効いた室内で過ごすときには、薄手の上着を1枚羽織るだけでも冷えにくくなります。首や手首、足首など、ポイントを押さえて冷え対策を行うのも効果的です。風が直接身体に当たらないよう、風向きや風量を調整しましょう。
夏の温活に効果的な方法
夏の温活は、身体を内側から温めるのがおすすめです。日々の生活の中で実践しやすい方法を4つ紹介します。
夏におすすめの温活食材

夏の温活は、食事の内容を工夫しましょう。身体を冷やす食材を口にする機会が多い時期だからこそ、身体を温める食材をぜひ積極的に取り入れてみてください。具体的には、以下のような食べ物がおすすめです。
- ネギ
- ニンジン
- カボチャ
- ショウガ
- ニンニク
- スパイス
- 発酵食品(キムチや納豆、ヨーグルトなど)
ネギやショウガ、ニンニクにスパイスなどは、夏の食事にも取り入れやすいでしょう。身体を内側から温めてくれます。また発酵食品は、代謝や血液の巡りを良くする作用があると言われています。ぜひ積極的に摂取してみてください。
夏の体を温める飲み物
暑い夏には、冷たい飲み物の摂取量が増えます。飲み過ぎは夏バテの原因になるので、身体を温めるドリンクを意識して選択しましょう。
冷房の効いた室内で過ごすときには、あえてホットドリンクを選ぶのもおすすめです。アツアツが飲みにくい場合は、常温以上のほんのり温かい状態を意識しましょう。冷たいドリンクには、ショウガやスパイスをトッピングするのも良いアイデアです。
また毎日の食事に、温かい汁物をプラスするのも良いでしょう。温かい水分を自然に摂取でき、冷え対策につながります。
夏場における入浴法のポイント
「夏の入浴はシャワーで済ませる」という人も多いですが、温活を意識するならきちんと湯船に浸かるのがおすすめです。ぬるめのお湯に、ゆったりリラックスして浸かってみてください。入浴後の汗が気になる場合は、清涼感のある入浴剤やスキンケアアイテムを取り入れてみましょう。身体を芯から温めつつ、すっきり快適に過ごせます。
適度な運動も温活習慣の一つ
夏の温活を日常にするためには、適度な運動を取り入れるのも効果的です。夏の暑い時期でも無理なく取り組める運動を行いましょう。具体的には、冷房の効いた室内で行えるヨガやストレッチ、早朝ジョギングやウォーキングなどがおすすめです。食事や入浴のポイントと併せて意識すると、より効果が期待できます。
夏場の温活に役立つアイテム紹介
夏の温活には、便利グッズも必要不可欠です。おすすめアイテムと選び方のポイントを解説します。
携帯用温熱グッズの選び方
冬に便利な使い捨てカイロは、夏の温活にも有効なアイテムです。冷えた部分を手早く温められるでしょう。温度調節可能な充電式カイロなら、熱くなり過ぎる恐れもありません。モバイルバッテリーとしても使える商品を選べば、さらに便利です。
夏でも使える温活アパレル
夏の温活には、シルク製品がおすすめです。調湿・調温機能があるため、夏でも快適。腹巻きやレッグウォーマーを選べば、冷えやすい部分のみを集中して保護できるでしょう。サラッとした肌触りで、快適に使用できます。
冷え対策におすすめの寝具
夏の寝具には、中に湿気がこもらないアイテムを選ぶのがおすすめです。寝苦しさを感じにくいので、途中で上掛けを跳ね飛ばしてしまう恐れもありません。冷房による寝冷えを防ぎ、快適な睡眠環境をキープできます。
温活の効果を高めるための注意点
夏の温活で失敗しないためには、守るべき注意点もあります。4つ紹介するので、こちらも頭に入れておいてください。
過剰な温活のリスクとその対策
健康的な生活を守るために行う温活ですが、やり過ぎは禁物。体温調節のバランスが乱れ、かえって体調が悪くなってしまう恐れがあります。体内に熱をため込み過ぎるのも良くありません。過剰な温活をせずとも冷えを感じにくい身体に近付けるため、体質改善とセットで取り組むのもおすすめです。
温活の成果をチェックする方法
夏の温活で注意しなければならないのが、熱中症です。「身体を冷やさないため」と、暑さを我慢し過ぎるようなことは避けてください。冷えを感じたとき、必要な部分にのみ適切な対策を行うのがおすすめです。状況に合わせて臨機応変に対応できる環境を整えておきましょう。
温活の成果をチェックする方法
温活によって成果が出ているかどうかは、自身の体調と向き合うことでわかります。基礎体温や血流が向上すれば、これまで感じてきた小さな不調を解消できるでしょう。具体的には、肩や首のコリが緩和されたり、重だるさが解消されたりする可能性も。ダイエットや美容効果を実感する人も少なくありません。体調の変化をこまめに記録しておくことで、温活の成果を実感しやすくなるでしょう。
体調変化への注意点と対処法
夏の温活は、無理のない状態で行うことが何よりも重要です。冷えが原因で体調不良を起こしていると思っていても、実はまったく別の原因が隠れているケースもあります。温活をしてもなかなか変化が見られない場合には、専門医に相談してみるのもおすすめです。
本記事読者におすすめしたい商品
「夏に温活と言われても、具体的にどうすればいいのかわからない…」と思ったら、ぜひ以下で紹介するおすすめ商品にも注目してみてください。Naturiasで人気のアイテムを紹介します。
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夏も温活で健康に過ごそう

「気温が高いから」と油断しがちな夏は、意外と身体を冷やしやすい時期でもあります。夏特有の温活を取り入れて、より健康的な毎日を目指してみてください。夏の温活にぴったりなグッズもうまく取り入れ、「暑さ」も「冷え」も上手に乗り切ってくださいね。