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地震大国である日本では、いざというときのために個々がしっかりと備えておくことが大切です。

いざというときに命を守るための工夫とともに、忘れてはいけないのが「災害後の生活」に対する備えです。

なかでも重要なのが、食料と水。命をつなぐための備えを、今見直してみましょう。

地震で停電・断水が起きたときの食の前提条件

地震発生時には、わたしたちの生活は一変します。停電や断水を想定し、備えておく必要があるでしょう。食料備蓄で知っておくべきポイントを解説します。

ライフライン停止で困ることと食料備蓄の優先順位

大規模災害発生時には、ライフラインが停止する可能性も。早期復旧が難しい場合を想定して、備えておきましょう。

実際にライフラインが停止した場合には、以下のような事態が想定されます。

  • ガスや電気が使えないため、食材の調理や温めができない
  • 使える水の量に制限がある
  • 冷蔵庫が使えなくなり、長期保存ができない

食料とともにカセットコンロを用意しておけば、加熱調理も可能になります。

とはいえ、普段と同じように不自由なく使うのは難しいでしょう。加熱なしでも食べられる食料もバランス良く取り入れることで、災害後のストレス軽減につながります。

常温保存できる食材を備えておけば、冷蔵庫が使えなくても安心です。

あらゆる可能性を想定して、食料備蓄の優先順位は以下のとおりです。

1.水

2.主食

3.主菜

4.副菜

5.その他

バランスのよい食生活は健康を維持するための基本です。制限が多い状況下でも、できるだけバランスのよい食事を摂れるよう、意識して食料を備えてみてください。

家族構成別の必要量と注意ポイント

食料備蓄で悩みやすいのが、何がどの程度必要なのかという点です。

食料備蓄の適正量は、家族構成によって大きく異なります。最低でも1人につき3日分、できれば1週間分程度で、家族の人数分用意しておきましょう。

農林水産省は「災害時に備えた食品ストックガイド(https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/foodstock/guidebook/pdf/guidebook-3.pdf)にて、以下のような備えの例を提示しています。

【家庭備蓄の例(1週間分/大人2人の場合)】

  • 水2リットル×6本×4箱
  • 米2キロ×2袋
  • そうめん300グラム×2袋
  • パスタ600グラム×2袋
  • カップめん類×6個
  • パックご飯×6個
  • レトルト食品(牛丼のもと、カレーなど)×18個
  • レトルト食品(パスタソース)×6個
  • 缶詰(肉・魚)×18個
  • 日持ちする野菜(玉ねぎ、じゃがいもなど)
  • 梅干し、のり、わかめなど
  • 調味料(醤油、砂糖、塩など)
  • インスタント味噌汁
  • お菓子

普段食べている食品を多めに買い、消費しながら備えるローリングストックもおすすめです。

家族に乳幼児や高齢者、アレルギーを持つ人がいる場合、専用の備えも忘れないでください。

慣れない生活によるストレスで、食欲が低下する恐れもあります。普段から食べ慣れているものや、子どもの気分が上がるものを用意しておくことも大切です。

まずそろえたい非常食の基本セット

「食料の備えをしたいけれど、何からすればよいかわからない…」という場合は、まずは基本セットからそろえてみましょう。基本の4種について、くわしく解説します。

主食になるもの

エネルギー補給の基本となるのが、主食です。ライフラインが停止した場合でも、食べやすいものを選び準備しておきましょう。

  • アルファ化米
  • パックご飯
  • 乾麺など

カセットコンロを準備しておけば、普段食べている米も十分な備えとなります。

アルファ化米など普段食べ慣れない商品は、事前に作り方や味を確認しておくのがおすすめです。

できるだけ幅広く用意しておくと、食事の幅も広がります。

たんぱく質源

災害時に不足しやすいのが、たんぱく質です。主食とともに、忘れずに備えておきましょう。冷蔵庫が使えない状況を想定し、常温保存できるものを選ぶのがおすすめです。

  • 缶詰
  • 魚肉ソーセージ
  • 豆類など

ロングライフ牛乳や高野豆腐なども、常温での長期保存が可能な優秀食材です。ぜひチェックしてみてください。

野菜不足を補うもの

野菜類のなかには、日持ちするものも少なくありません。ジャガイモやニンジン、玉ねぎなどは、ローリングストックにもおすすめです。

  • 野菜ジュース
  • 乾燥野菜
  • 野菜や果物の缶詰
  • ドライフルーツなど

これらのアイテムもバランスよく備えておきましょう。

すぐ食べられるもの

災害後の混乱した状況下で、落ち着いて調理ができるとは限りません。その場でサッと口にできる食品も用意しておくと安心です。

  • レトルト
  • 栄養補助食品など

家族が好むものを備えておきましょう。

停電でも食べられる食料の選び方

災害発生後に、停電する可能性は高いと言えます。トラブルが長期化する可能性も視野に入れ、食料を備えておきましょう。備蓄食料を選ぶ際のポイントは以下のとおりです。

加熱不要で食べられるかを確認する

加熱や調理が必要なアイテムばかりを備えていると、いざというときに「食べられるものが何もない…」という事態になりかねません。

特に災害発生直後に重宝するのが、加熱不要で食べられる食材です。

缶詰はもちろん、レトルト食品でも加熱不要の製品が増えてきています。パッケージを確認しながら選んでみてください。

常温保存できる温度帯と保管場所を決める

常温保存の「常温」とは、20℃プラスマイナス15℃を意味します。常温保存が可能な食料は、5℃~35℃の環境で保管できるよう意識してください。

とはいえ、直射日光が直接当たる場所や特に湿度が高い場所を避ければ、夏場でも特に問題はありません。

キッチンのパントリーや寝室の収納の一部分など、複数箇所に分散して置いておくのもおすすめです。

断水でも食べられる・調理できる工夫

停電とともに想定しておきたいのが、断水です。少ない水でも食べられる・調理できる工夫についても学んでおきましょう。

水を使わない・最小限で済ませる食べ方

断水時に頼りになるのが、袋を開けてそのまま食べられる食品です。フリーズドライタイプのごはんやアルファ化米、レトルト食品などに注目してみてください。

水の使用量を最小限で済ませたい場合には、ポリ袋を使った調理がおすすめです。湯せんで加熱できる食品なら、使用後の水は再利用も可能です。臨機応変に対応しましょう。

洗い物を減らす食器・ラップ活用

備蓄食料と一緒にラップを備えておけば、調理器具や皿に汚れが付くのを防げます。洗う機会を減らし、水を節約できるでしょう。

飲料水の備えと必要量の目安

食料とともに、必ず備えておきたいのが飲料水です。備蓄のコツをお伝えします。

必要な備蓄量は?

災害時の備えとして必要な水の量は、1人あたり1日3リットルです。最低でも3日分は用意しておきましょう。

長期保存水と通常の水の使い分け

家族3人分で計算すると、9リットル×3日分で27リットル。保管場所で悩むご家庭も多いからこそ、長期保存水と通常の水を組み合わせ、使い分けるのがおすすめです。

備蓄食料とともに、半量を長期保存水として保管。残り半量は、普段使っているミネラルウォーターでローリングストックするのもおすすめです。

ウォーターサーバーを利用している場合、予備のボトルを1本多めに持つだけでも備えになります。

給水が再開するまでの期間を想定した確保量

水の必要備蓄量は最低で3日分ですが、水道がすぐに復旧するとは限りません。3日分を最低条件として、7日分程度用意しておくと安心です。

またこちらはあくまでも飲料水・調理用水であり、生活用水は別に必要となります。「湯船に常に水を張っておく」「水道水をペットボトルに詰めておく」といった対策で、必要な水を確保しておきましょう。

加熱手段の備え

ライフラインが寸断された場合に、便利に使えるのがカセットコンロです。

加熱により、食べられるものの幅が広がるので、ぜひ食料とセットで準備しておきましょう。カセットコンロの備えのポイントを解説します。

ボンベ本数の目安と保管期限の確認

カセットコンロは、カセットボンベをセットして使います。1人あたり、1週間で6本が目安です。冬場はガス消費量が増えるので、多めに準備しておきましょう。

缶の状態が良好であれば、カセットボンベ保管期限の目安は約7年と言われています。

普段の生活やアウトドアレジャーで定期的に使う機会を設け、期限切れを防ぎましょう。カセットコンロが問題なく使える状態かどうか、確認するためにも有効です。

使用中は換気を心がけ一酸化炭素対策をするなど、ガス使用時の注意点を家族みんなで共有しておきましょう。

停電時に使えるほかの熱源

カセットコンロ以外に、固形燃料やアルコールストーブも熱源として有効です。アウトドアグッズにも注目してみてください。

関連用品チェックリスト(食べる・衛生・ゴミ)

地震発生時の食事で困らないためには、一連の流れで必要になるアイテムを漏れなく備えておくことが大切です。以下のリストも参考にして、関連アイテムを準備しておきましょう。

  • 使い捨て食器
  • カトラリー
  • 紙コップ
  • ラップ
  • ポリ袋
  • ウェットティッシュ
  • 消毒用アルコール
  • ゴミ袋
  • 缶切り
  • はさみ
  • ライター

別々の場所に置いておくと、肝心なときに見つけられない可能性も。まとめて収納しておおくのがおすすめです。

備蓄のコツはローリングストック

食料備蓄を無理なく続けるために、おすすめなのがローリングストックです。ローリングストックとは、普段の消費活動のなかで備蓄分を確保する考え方のこと。

普段の消費分と備蓄分をあえて明確に分けないことで、期限切れや備え不足を防げるというメリットがあります。ローリングストックのコツを紹介するので、参考にしてみてください。

ローリングストックの手順

ローリングストックは、キッチンで使う食品を多めに購入、保管することからスタートします。

家族が食べて減ったぶんだけ、買い足しましょう。保管庫に一定量を確保し続けることで、備蓄食料としての役割を果たします。

消費の過程でお気に入り商品が見つかったら、多めに保管しておきましょう。

食べづらい食品は別のものに切り替えるなど、普段の生活のなかで、災害発生後の食事を意識しながら備えられるのもローリングストックのメリットだと言えます。

賞味期限の管理方法

ローリングストックで大切なのは、賞味期限の管理です。賞味期限が切れそうなものを消費し、新たなものを買い足すことで、「いざ使おうとしたときに切れていた…」という事態を防げます。

賞味期限の管理でもっともシンプルなのは、ラベルを使う方法です。

賞味期限を記入し、食材パッケージに貼っておきましょう。このほかにもリストで一覧化したりアプリで管理したりと、自分に合う方法で「見える化」するのがおすすめです。

本記事読者におすすめしたい商品

地震発生時を想定し、食料以外にも備えておきたいアイテムは多々あります。不自由な生活を強いられる時期に役立つ、おすすめの商品を3つ紹介します。

火を使わずに温かい食事をとれる便利アイテム

水が要らないドライシャンプー

下着の汚れを防いで快適!おすすめおりものシート

地震発生時に慌てないために食料の備えを見直そう

いざというときに自分と家族の命を守るため、必要なのが事前の備えです。水や食料、身の回りの品を備蓄するコツを踏まえて、実践しましょう。停電や断水など、ライフラインの停止を想定した備えをしておけば、地震発生時に慌てることはありません。まずは今現在の備蓄状態を確認するところから、スタートしてみてはいかがでしょうか。

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