自然派さん必見!年末の大掃除にやってほしい部屋別エコ掃除のコツ。
年末に向けて、少しずつ手を付けていきたい大掃除。環境に配慮したアイデアや製品を取り入れて、人にも自然にも優しい掃除をしてみませんか。
エコフレンドリーな掃除の特徴やメリット、具体的なアイデアを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
エコフレンドリーな掃除とは

一年でたまった汚れをすっきり落とす年末の大掃除。「頑固な汚れを落とすためには強い洗剤を使わなくては…」と思っている人も多いのではないでしょうか。
自然の力をうまく取り入れた、エコフレンドリーな掃除について学んでいきましょう。
環境に配慮した掃除のメリット
エコフレンドリーな掃除には、以下のようなメリットがあります。
- 環境負荷を低減できる
- 人の身体にも優しい
- 経済的な負担が少ない
効果の高い洗剤は、そのぶん環境に与える影響も大きくなりがちです。
洗剤の種類や使い方に配慮したエコフレンドリー掃除なら、化学物質による水質汚染や大気汚染も最小限に留められるでしょう。
また化学物質は、人の肌や体質にも影響を及ぼすもの。エコフレンドリー掃除は、敏感肌やアレルギー体質の人にも優しいという特長があります。
自然の力をうまく取り入れたエコ洗剤は、高機能洗剤よりも安く購入できます。年末の大掃除で家中をピカピカにした場合でも、洗剤コストを抑えられるでしょう。
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伝統的な掃除方法とエコ掃除の違い
日本の伝統的な掃除方法といえば、ほうきとちりとりを使ったスタイルを思い浮かべる人も多いでしょう。
エコフレンドリーな掃除では、伝統的なアイテム以外にも、環境に配慮した製品を取り入れて使用します。
伝統的な掃除に最先端のエコテクニックを組み合わせているのが、エコフレンドリーな掃除の特徴です。
エコ洗剤の選び方
環境に優しい洗剤を選びたいと思ったときには、生分解性が高いものを選ぶのがおすすめです。
微生物の働きによって、最終的に二酸化炭素や水、無機塩にまで分解される製品に注目してみてください。
またエコ洗剤は、どんな汚れにも抜群の効果を発揮するわけではありません。汚れの性質を見極めそれに合った洗剤を選び、使用することも大切です。
使うべき自然素材一覧
エコフレンドリーな掃除で注目したい自然素材は、以下のとおりです。
- 酢
- クエン酸
- 重曹
- セスキ炭酸ソーダ
このほかにも、天然油脂を使った石けんや洗剤もエコフレンドリー掃除に最適です。ヘチマなど、植物から作られたスポンジを使用するのも良いでしょう。
エコ掃除での注意点
エコ掃除で注意したいのは、掃除をするタイミングについてです。汚れがひどくなりすぎると、きれいに落とせない可能性も。
「汚れてから一気にきれいにする」のではなく、「こまめな清掃できれいな状態をキープする」と捉えるのがおすすめです。
年末の大掃除では、頑固汚れと向き合う場面も多いでしょう。
この場合、エコ洗剤がもっとも効果を発揮できるよう、使い方にも工夫してみてください。
キッチンをエコに保つ掃除法
年末の大掃除で苦戦する人も多いのが、キッチンです。エコ掃除のポイントを場所別に解説します。
重曹を使った換気扇の掃除
ベタベタ油汚れが付着した換気扇には、重曹がおすすめです。酸性の性質を持つ油汚れを、アルカリ性の重曹で中和して落としましょう。
外せるパーツはすべて取り外してビニール袋に入れたら、40~50℃のお湯に重曹大さじ3杯を加えて浸け置きします。
フィルター部分は、重曹と水をスプレーボトルに入れ、シュシュっとしながらブラシでこすり洗いするのもおすすめ。
浸け置き時間を活用して、レンジフードや周りの壁を拭いておきましょう。アルカリ電解水を吹き付けたタオルを使用すると、手軽にすっきり落とせます。
酢を使用した作業台&シンク周りの掃除
シンク周りの水垢掃除には、酢やクエン酸がおすすめです。アルカリ性の性質を持つ汚れを、酸性の酢やクエン酸で反応させて落としましょう。
水やお湯100mlにクエン酸小さじ2分の1を溶かせば、あっという間にエコ洗剤の完成です。
また菌が付着しやすい作業台周りは、酢の殺菌効果を活用したお手入れがおすすめ。
酢と水を1対2の割合で混ぜたら、布にしみこませて拭き取りましょう。臭いを除去するのにも効果的なので、冷蔵庫や電子レンジ内部を掃除するときにもぴったりです。
食洗機でのエコ洗浄のコツ
年末の大掃除では、食洗機内側の汚れにもアプローチしたいところです。
洗剤の代わりにクエン酸を大さじ4杯程度投入し、食器を入れずに回してみてください。
頑固な水垢やこもったようないやな臭いも、すっきり除去できます。
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リビングで役立つエコ掃除のコツ

続いては、リビングで実践したいエコ掃除のポイントをお伝えします。4つのコツを意識してみてください。
アロマオイルで空気清浄
家族が長い時間を過ごすリビングには、気になる臭いもこもりがちです。天然アロマオイルのパワーを取り入れて、すっきり清浄な空間を取り戻しましょう。
掃除に使えば、抗菌作用や防カビ作用、消臭効果などが期待できます。
アロマスプレーにして汚れを拭き取れば、掃除中も香りに癒されリラックスできるでしょう。
セスキ炭酸ソーダやクエン酸など、エコ洗剤と組み合わせて活用するのもおすすめです。
昔ながらの掃除ツールの活用
エコフレンドリーな掃除を実践するなら、昔ながらの掃除用アイテムにも注目してみてください。
掃除機ではなくほうきとちりとりを使えば、環境に優しいだけではなく電気代の節約にもつながります。
手に取りやすい場所に置いておけば、いつでもサッと掃除できるというメリットもあります。
化学繊維を使ったお掃除用シートではなく、洗って繰り返し使える綿100%の布を使うのもおすすめです。
自然塗料を使った家具のメンテナンス
木製品の家具は、定期的にオイルを塗り直すことで長持ちします。自然塗料を活用し、環境にも身体にも優しいメンテナンスをしましょう。
自然塗料を使った塗り直しの頻度は、数か月から1年に一度が目安です。年末の大掃除は絶好のタイミングなので、ぜひ挑戦してみてください。
エコなカーペット掃除法
食べこぼしに汗や皮脂、ホコリにダニなど、カーペットにはさまざまな汚れが蓄積しがちです。重曹を使えば、手軽にエコ掃除を実践できます。
水拭きできるタイプのカーペットは、重曹スプレーでお手入れしましょう。掃除機でゴミを取り除いたあとに、カーペット全体に重曹水を吹き付けます。
濡れた状態のまま30~60分放置したあとで、しっかりと乾かせばお手入れは完了です。乾拭きしてから陰干ししてください。
水拭きできないタイプのカーペットには、重曹を粉のまま振りかけます。毛足と重曹をなじませ、放置してから掃除機で吸い取ればOKです。
バスルームをエコに保つ掃除の知恵
続いては、バスルームで役立つエコ掃除の知恵です。手間を省くためのヒントも、ぜひ参考にしてみてください。
お酢と水で鏡をきれいにする方法
浴室の鏡に付着する主な汚れは水垢です。酢の酸性パワーで取り除きましょう。
クエン酸スプレーを吹き付け、キッチンペーパーとラップでパックしたらそのまま放置。洗い流せばお手入れは完了です。
取り除けていない頑固な汚れは、ラップでこするときれいになります。
それでも落としきれなかった場合は、水垢汚れ専用の洗剤を使用するのがおすすめ。
自然のパワーを取り入れた、エコ洗剤に注目してみてください。
天然素材でのカビ対策
浴室のカビ対策には、除菌効果や漂白効果のあるエコ洗剤で対処しましょう。
酸素系漂白剤である、過炭酸ナトリウムがおすすめです。
塩素系漂白剤よりもやや効果は落ちるものの、キッチンペーパー+ラップでパックして30分ほど放置すれば、かなりきれいになるでしょう。
「年末の大掃除にまとめてお手入れしよう」と思いがちですが、できるだけカビの根が浅いうちにお手入れするのがポイントです。
汚れが気になったタイミングで、早めにケアしてください。
再利用可能なスポンジの選び方
浴室掃除に欠かせないスポンジも、エコフレンドリーな掃除をするなら「プラスチックフリー」に注目するのがおすすめです。
天然の植物素材を材料に使った、土に帰るスポンジも増えてきています。買い替え時には、注目してみてはいかがでしょうか。
石けんでエコなバスタブ掃除
バスタブにオイル系の頑固な汚れが付着した場合、石けんを使ってお手入れするのもおすすめです。
液体石けんや粉石けんなどを使い、スポンジで優しくこすり洗いしましょう。
掃除のコツは、石けん成分が残らないよう入念に洗い流すことです。石けんカスが残らないよう注意してください。
ベッドルームにおけるエコ掃除術
ベッドルームでも、エコフレンドリーな掃除は実践できます。1日の疲れを癒す場所だからこそ、美しく快適な空間を維持できるよう、ぜひ参考にしてみてください。
竹炭を使った空気浄化の方法
竹炭は空気の調整力に優れた素材です。いやな臭いを吸着するとともに、湿度コントロールをサポート。
湿気が多いタイミングでは吸収し、空気が乾燥しているときには放出します。
自然素材ならではの優しい風合いと香りで、ストレスを感じにくいのも魅力の一つです。洗って天日干しすれば、何度でも繰り返し使用できます。
ガラスを自然素材でクリーニング
寝室の窓は、ホコリや手垢、結露による水垢などで意外と汚れているもの。エコ掃除を実践するなら、アルカリ電解水を使用するのがおすすめです。
水で濡らした布にアルカリ電解水をスプレーしたら、上から順番にコの字を描くように拭いていきましょう。
スクイージーで水気を切ったら、乾いた布で乾拭きしてお手入れは完了。仕上げにマイクロファイバークロスを使うと、より美しく仕上がります。
エコ掃除に役立つアイテムとその活用法

「年末の大掃除は、できる限りエコ掃除を実践してみよう!」と思ったら、掃除道具にこだわってみるのもおすすめです。
手軽にエコ活動ができる、おすすめ掃除用品5つを紹介します。
再利用可能なマイクロファイバークロス
吸水性や耐久性に優れたマイクロファイバークロスは、洗濯して何度も繰り返し使用できます。
お手入れが簡単で、速乾性に優れているのも魅力的なポイントです。細かな繊維が汚れを絡め取ってくれるので、洗剤を使わなくてもピカピカになります。
食材から作る自然洗剤
みかんの皮には、リモネンやクエン酸、ペクチンなど、掃除に役立つ成分が多く含まれています。
油を落とす力に優れているリモネンに、アルカリ性の汚れに強いクエン酸、そして汚れの再付着を阻むコーティング効果が期待できるペクチン。
それぞれの強みを知り、大掃除にも役立ててみてください。
みかんの皮を電子レンジで加熱すれば、庫内の掃除が楽になります。シンク周りをこすれば、頑固な水垢も楽に落とせるでしょう。
サステナブルな掃除道具
初めてエコ掃除に挑戦するなら、掃除道具にこだわってみるのもおすすめです。数ある製品の中から、環境に優しいアイテムに注目してみてください。
お掃除に欠かせないほうきやブラシは、プラスチック製品ではなく天然素材を使ったアイテムがおすすめです。
きちんとお手入れすれば長く愛用できるので、ゴミ削減効果が期待できます。また処分後に、自然に還りやすいアイテムもおすすめ。積極的に選択しましょう。
近年特に注目されているのが、プラスチックフリーな掃除用品です。
スポンジやふきんなど、天然素材をうまく活用した製品にも注目してみてください。
本記事読者におすすめしたい商品
年末の大掃除は、エコを意識しつつもできるだけ楽に手早く終えたいものです。掃除の手間を減らしてくれるエコアイテムを3つ紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
微生物の働きでいやな臭い・ヌメリを除去
天然素材のみで作ったカビ取りスプレー
残り湯を使用して洗面器までピカピカに!
年末の大掃除はエコに取り組もう!

大掃除は、家中にたまった汚れを徹底的に除去するチャンスです。
さまざまな洗剤やお掃除グッズを駆使するタイミングだからこそ、ぜひエコフレンドリーなお掃除方法にも注目してみてください。
人にも環境にも優しい掃除で、気持ちよく新年を迎えられそうですね。







