粉を吹く・ピリピリする…これってもしかして超乾燥肌?原因からケア方法まで徹底解説
乾燥肌よりも、さらに不快な症状に悩まされやすい超乾燥肌。「もしかして私…?」と思う人もいるのではないでしょうか。
超乾燥肌とは、具体的にどのような状態を指すのでしょうか。放置してはいけない理由や原因、おすすめ対策方法などをまとめて解説します。
乾燥の悩みを解消するため、ぜひ参考にしてみてください。
超乾燥肌とは?その特徴と見分け方

まずは超乾燥肌と呼ばれる症状について、基本的な知識を学んでいきましょう。その特徴や見分け方から、自分が「超乾燥肌」にあてはまるかどうか確認してみてください。
通常の乾燥肌との違い
超乾燥肌は、医学的に明確な定義がなされている言葉ではありません。通常の乾燥肌よりもさらにひどい症状に悩まされている場合や、保湿ケアをしても追いつかない場合、乾燥しすぎて皮膚がはがれたり割れたりするような場合に、「超乾燥肌」という表現を使うことが多いようです。
以下の症状にあてはまる点がある場合、通常の乾燥肌ではなく超乾燥肌である可能性を疑ってみてください。
- 非常に強いツッパリ感が継続している。
- 皮膚の表面が白く粉を吹いてしまう。
- 慢性的なひび割れやあかぎれに悩まされている。
- 肌のごわつきや硬さが気になる。
超乾燥肌に、一般的な乾燥対策では不十分です。専用のケアをするためにも、まずは自分自身の肌の状態を正確に見極めてみてください。
超乾燥肌がもたらす影響
乾燥肌とは、肌内部に本来存在するべきセラミドや皮脂などの保湿成分が減った状態を指します。水分をキープするのが難しくなり、肌トラブルが起きやすくなります。
超乾燥肌はさらに悪化した状態で、その影響はさらに深刻です。問題を放置すればするほど状態は悪化するので、素早い対処が求められます。
肌のバリア機能と超乾燥肌の関係
乾燥した肌は、バリア機能が低下しています。ほんの少しの刺激にも敏感に反応してしまうので、放置するのはやめましょう。
超乾燥肌になると、保湿ケアのための化粧品にさえ過敏に反応してしまう可能性も。保湿ケアが難しくなれば、さらに乾燥が進む恐れもあります。
悪循環を防ぐためにも、根本的な原因に注目し、適切なケアや対処法を実践してください。
超乾燥肌のサインを見逃さない
超乾燥肌の主なサインは以下のとおりです。
- 赤み
- かゆみ
- ツッパリ感
- かさつき
- 化粧のノリの悪さ
忙しいときには、どれもつい見落としてしまいがちです。肌の変化に敏感になり、放置しないようにしましょう。
超乾燥肌の主な原因

乾燥肌よりもさらに辛い超乾燥肌。主な原因を5つ挙げるので、あてはまるものがないかどうか確認してみてください。
気候や空気の湿度との関係
超乾燥肌になる原因の一つは、季節特有の事情です。気温が低くなる冬の時期には、空気中の水分量が減少し乾燥が進みます。
普段の保湿ケアでは不十分になり、自分でも気付かないうちに、超乾燥肌になってしまう可能性があります。
また気温が上昇する夏場も、実は要注意です。エアコンの風が直接あたれば、やはり乾燥が進む原因になるでしょう。
また「汗や皮脂によるべたつきが気になるから」という理由で1日に何度も洗顔すれば、それもまた超乾燥肌を引き起こす要因に。普段から乾燥肌の自覚がある人は、季節による影響にも注目し肌の状態を逐一確認しておきましょう。
生活習慣がもたらす影響
睡眠不足や食生活の乱れは、状態を悪化させターンオーバーのリズムを乱します。古くなった角質が除去されないまま肌に残ると、乾燥や荒れの原因になるでしょう。
また便秘や冷え性も、超乾燥肌を招く原因の一つと考えられています。生活リズム全体を整え、健やかな状態をキープすることが大切です。
使用する化粧品が影響する場合
日々のスキンケアもまた、超乾燥肌の原因の一つです。肌質に合わない基礎化粧品を使い続けた場合や、誤ったスキンケアを実施し続けた場合、肌の乾燥を招きます。
ラウリル、アンモニウム、スルホン酸など、合成界面活性剤入りのクレンジング剤は、肌への負担も大きいので避けてください。
また洗浄力の高いオイルタイプも避けるのがおすすめです。皮脂を落としすぎると、皮膚は乾燥します。洗顔後は保湿ケアを十分に行ってください。
食事と超乾燥肌の関連性
健康な肌細胞を作り出すための材料は、日々の食事です。十分な栄養を摂取できなければ、健やかな肌は育ちません。タンパク質やビタミンの摂取は特に重要です。
遺伝的要因と環境因子の関与
個々の肌質には遺伝的要因や環境因子も深く関わっています。もともと肌が乾燥しがちな人は、あっという間に超乾燥肌になってしまう可能性も。
またアトピー性皮膚炎の人も、皮膚の乾燥に悩まされやすいと言われています。
空気の乾燥による肌のかさつきの理由
超乾燥肌で悩まされているときに、軽視してはいけないのが空気の乾燥です。
具体的にどのような場面で影響を受けやすく、どう対処するのが正解なのでしょうか。わかりやすくお伝えします。
冬季における湿度の低下
1年のうち、特に空気が乾燥しやすいのは冬です。気温が下がると、空気が含むことができる最大水蒸気量が大幅に低下。同じ「湿度50%」という条件でも、夏と冬で空気中に含まれている水分量は大きく異なるので注意しましょう。
空気中の水分量が少ない場所に長時間滞在していると、肌から水分が失われます。もともと乾燥肌でバリア機能が低下している場合、一気に悪化する恐れもあるので注意してください。
室内環境と肌への影響
室内環境が肌に与える影響として、無視できないのがエアコンです。温度をコントロールし快適な空間を維持してくれる一方で、空気中の水分を奪い、さらに乾燥させるという特徴があります。
冬場は特に注意が必要で、加湿器とセットでの使用を心掛けましょう。
風と空調による肌への影響
肌に直接あたる風もまた、乾燥を招く原因の一つです。洗濯物に風をあてると素早く乾くように、肌にあてれば水分を奪います。
自然の風はもちろん、エアコンや扇風機、サーキュレーターの風にも注意が必要です。
外出時の防護策の重要性
外出時には、気温や風、紫外線など、乾燥をもたらす外的要因にさらされる機会も多くなります。
事前にしっかりと保湿ケア・UVケアを行い、水分が失われるのを防ぎましょう。「短時間の外出だから」と油断は禁物です。
気象と肌状態の変化について
気象条件とは、日々変化していくもの。オールシーズン同じスキンケアをしていては、対応が不十分になる可能性があります。
気象の変化を敏感に察知し、肌の状態に合わせたケアを行うことが大切です。
超乾燥肌への基本的な対策

たとえ超乾燥肌で悩まされていても、諦める必要はありません。基本的な対策を怠らないだけでも、肌状態を劇的に改善できる可能性があります。
5つのポイントを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
保湿剤の選び方と使用法
超乾燥肌でもっとも重要なのが、保湿ケアです。とはいえ、刺激に弱く超敏感になっている時期。
使用する保湿剤の選定からケアの方法まで、細心の注意を払う必要があります。保湿剤は、以下の成分が配合されているものに注目してみてください。
- セラミド
- ヒアルロン酸
- コラーゲン
- プロテオグリカン
化粧水で肌を整えたあとに、これらの保湿成分配合の乳液やクリーム、美容液を使用しましょう。
また使用するスキンケアアイテムには、余計なものが含まれていないことも重要なポイントです。肌のバリア機能が低下している時期だからこそ、刺激になりやすい成分は避けてください。
スキンケア方法の見直し
超乾燥肌で悩まされているときに見直したいのが、日々のクレンジングと洗顔です。できるだけ負担が少ない方法で、汚れをすっきり除去しましょう。
洗浄力よりも、使用感にこだわるのがおすすめです。潤い成分が配合されたミルクタイプや泡タイプを選び、使用後はしっかりと洗い流しましょう。
洗顔時にゴシゴシこすったり、1日に何度も洗ったりするのは避けてください。洗顔料はたっぷりと泡立てて、素早く確実に汚れを落とし切ることが大切です。
また熱いお湯を使うと、皮脂を取り除きすぎてしまいます。36~38℃のぬるま湯を使うようにしましょう。
生活習慣の改善ポイント
超敏感肌を改善するためには、食事・睡眠・スキンケアの3つの生活習慣を適切に整えることが何よりも重要です。
バランスの良い食事を意識し、夜はしっかりと眠りましょう。スキンケアは、保湿ケアを重視してください。一つひとつを丁寧に行うだけでも、肌の状態は好転します。
適切な食事とサプリメントの活用
日々の食事で十分な栄養を確保するのは難しいもの。足りない栄養を補うため、サプリメントを活用するのもおすすめです。
- セラミド
- ビタミンA
- ビタミンB群
- ビタミンC
- ビタミンE
- タンパク質
日々の食事の内容から、足りないものを補う意識で取り入れてみてください。
外出時の予防策と工夫
外出時は、外的要因の影響を受けやすいもの。特に紫外線対策はしっかりと行ってください。
UVケアは1年を通じて必要です。潤いを与えつつ、マイルドに肌を保護するアイテムを選びましょう。
専門的な治療法とその必要性
肌の乾燥がひどく、セルフケアではどうにもならなくなってしまった場合、専門医のもとで適切な治療を受けるのがおすすめです。
受診を検討する際に、気になるポイントを5つ紹介します。
皮膚科での相談のタイミング
乾燥肌を放置すると、より深刻なトラブルを招いてしまいます。「セルフケアでは追い付かない…」と感じたら、一度皮膚科で相談してみるのがおすすめです。
ピリピリとした刺激や赤みが引かない場合も、受診をためらう必要はありません。できるだけ早い段階で治療をスタートすれば、そのぶん早く健康な素肌を取り戻せるでしょう。
医療用保湿剤とその効果
専門医のもとで治療を受けるメリットの一つが、医療用保湿剤を使用できることです。
一般的な基礎化粧品よりも保湿効果が高く、乾燥しがちな素肌もしっかりと保護します。肌に負担をかけるような、余計なものが配合されていないのも魅力的なポイントです。
最新の治療法とその効果
美容皮膚科では、美容施術により肌質改善を目指す治療が人気です。肌の内側に直接アプローチすることで、より高い効果を実感できます。
ヒアルロン酸の注入や肌の自己再生を促す注射治療は特に人気。普段の乾燥肌ケアと組み合わせて実践すると、より効果的です。
長期的な経過観察とケアプラン
乾燥肌になる要因は人によってさまざまです。専門医のもとで治療を受けたからといって、その効果が半永久的に続くとは限りません。
長い目で治療を受けつつ、良い状態を少しでも長持ちさせるためのセルフケアが必須。健やかな肌を保つためのケアプランについても、専門家に相談のうえで決定するのがおすすめです。
セルフケアと専門家治療の両方を、うまく組み合わせて対処しましょう。
本記事読者におすすめしたい商品
超乾燥肌で悩む人にとって、重要なのが肌質に合うアイテム選びです。おすすめ商品を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
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超乾燥肌でも諦めない!原因を知り適切なケアを

乾燥肌を超える超乾燥肌でも、決して諦める必要はありません。ときには専門家の手を借りつつ、適切なケアを続けていけば健やかな素肌を取り戻せます。
肌が乾燥する原因や効果的な対処方法について知識を深め、自分の肌にぴったりなアイテムを取り入れてみてください。






